「油は太る。ダイエットの大敵。」と思っていますか?
実は料理で使う調理油程度の量ではまず太りません。それよりその調理する食材を食べて太るのでしょう。
油は料理を美味しくするスパイスでもあります。
もちろん必要以上の摂取はダメですが、中華料理やタイ料理など油でギトギトだから太るというのはもう古い考えです。
それより良い油をしっかり摂ることのほうが健康にも大事です。
今は油の種類や性質も細かく分かってきました。
●飽和脂肪酸・・・
動物性脂肪で肉の脂、バターやラードなど、コレステロールや中性脂肪の元。
コレステロールだから食べないほうがいいのではなく、健康な身体作りには最低限のコレステロールも必要。摂りすぎて余分なコレステロールが溜まるのがダメなだけ。
●不飽和脂肪酸・・・
魚介類や植物の油で、オレイン酸、α-リノレン酸、リノール酸、トランス脂肪酸などの種類がある。
悪い油の代表格でもある、悪玉コレステロールを増やすトランス脂肪酸はマーガリンに多いのは有名。これは食べないほうが良い。
他にもショートニング、ファットスプレッド、加工油脂と記載された食品は避けましょう。
それ以外の3つは健康やダイエットにも効果的で、必須脂肪酸とも言われている。
ただしリノール酸は酸化すると超悪玉コレステロールに変化するので、過剰摂取は控えましょう。ゴマ油、大豆油、紅花油、コーン油に多い。
長期保存や加熱処理すると酸化しやすいです。
タイ料理屋台で多く見かける真っ黒になった油で作ってる揚げ物は絶対酸化してるのでヤバいですね。
飲んでもいいほど健康に良いとされるエクストラヴァージンオリーブオイルは、オレイン酸が多く、抗酸化成分が脂肪細胞の増加を抑え、代謝も良くしてくれる。
他にキャノーラ油やナッツ類にも含まれる。オリーブオイルは加熱処理でも酸化しにくいです。
α-リノレン酸は体内で生成されない必須脂肪酸で、心臓疾患を防ぐ効果があります。
さらに魚の油にはEPAやDHAなどが含まれており、脳や神経に必須な脂肪酸なので、アルツハイマー予防やうつ病の改善にも効果が高いとされています。
亜麻仁油という聞き慣れない油にもα-リノレン酸が多く含まれており、コレステロールを排出する効果もあるので、ダイエットにも良い油です。
悪の元凶と思われがちな「コレステロール」ですが、性ホルモンや副腎皮質ホルモンをはじめとするさまざまなホルモンの材料でもあるので、摂り過ぎはダメなだけで、人間には必須の油であります。
コレステロールを過剰摂取することで、悪玉コレステロールに変化するので、健康に必要な量だけ摂るようにしましょう。
摂りすぎたコレステロールは薬で排出することもできます。
コレステロール値を下げる薬はコレスチラミン・コレスチミドなどありますが、薬に頼らず自然の食べ物でも十分効果がありますよ。
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